薬物と心のつながり

相談

依存症の中には、薬物依存症があります。これは法律で使ってはいけないと決められている麻薬や過剰な睡眠薬など、精神をコントロールできずに使ってしまう症状となるでしょう。
しかし、最近では息抜きのタバコやコーヒーでも、異常に依存していると薬物依存症として扱われる事があります。

薬物依存症の中には、内容によって深刻なものもあったり、軽い症状になっていたりと幅広くあります。例えば、辞めたくても辞められないタバコのニコチン依存と法律で禁止されている覚せい剤等は、同じように扱うことが難しいです。しかし薬物依存症には、どんな依存でも特徴や原因、症状などが同じようになっています。薬物依存について知っておくと適切な治療を行なえるでしょう。

薬物依存症になる原因として、脳の神経科学的機能の変化が挙げられます。そのため、心や性格などではなく、脳の病気とも捉えることができるでしょう。報酬や快感を得ると、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが活性化します。しかし薬物依存症になると、ドーパミンに関係する脳内の部位が何かしら変化を起こしてしまいます。実際に検査等をすると病的変化がはっきりと認められるケースもあります。こうした脳内変化は薬物以外にもギャンブルやショッピング、セックスなどの行為をするときも同じ状況になります。

薬物依存症の症状では、精神的な部分と身体的な部分があります。精神的な部分で言うと薬物を使うと薬物中心の考え方になり、薬物がないと精神状態が不安定になります。身体的な部分で言うと、薬物に依存すると体内の臓器機能が悪い変化を起こしてしまいます。
こうした症状が続くと気分の不快感や不眠、手の震えや強いイライラ感などが症状として見られ、依存症だけでなく他の病気になることも考えられます。
薬物依存症になると心の病気を併発しやすいという問題があります。薬物依存症のほとんどが反社会性パーソナリティ障害やうつ病などの心の病気になっています。また、もともと心の病気になっている人が癒しを求めて薬物に手を出してしまう場合があります。薬物依存症は心の病気を密接な関係をしており、症状を悪化させる場合もあります。こういった症状が見られるときには、適切なクリニックで治療が大切になります。薬物依存症の治療法として、入院療法と外来通院療法があります。入院療法をする場合、自殺のリスクがある人や全身の状態が悪化しているときに行ないます。入院中は、薬物が体内に入らないようにしっかりとした環境になっています。しっかりと治療を行なうと改善できるので安心しましょう。

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